2011年9月18日日曜日

シリーズ 「田んぼの生き物たち」

我が家から自転車で15分ほどのところに小規模ながら水田が広がっています。写真からも分かる通り住宅地がすぐ近くまで迫っています。訪れた9月18日には稲刈りが始まっていました。
この水田では神奈川県内で絶滅危惧種に指定されている生物種がかなり見られます。小規模なため、むしろ大規模な稲作地域よりも圃場整備による極端な乾田化、農薬・除草剤散布などがあまり行われておらず、生物たちが暮らしていける環境が保たれているのかもしれません。
水田は日本人の主食のコメを作る場所であるとともに、水辺環境を好む生物たちの住処となり、その背後に存在する雑木林などと共にいわゆる「里山」環境を形成し、豊かな生態系を育んできました。ところが、近年の稲の生産効率をあげるために圃場整備などが行われ、水田の環境が大きく変化し、かつてはごく身近に見られた生物たちが急速に姿を消しているといわれています。タガメやゲンゴロウに代表される彼らの中には、絶滅危惧種に指定されているものが少なくありません。また帰化植物の侵入など顔ぶれにも変化が見られるようです。

数回に渡り、今回水田で出会った動植物についての記事をシリーズとして書いてみようと思います。


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3 件のコメント:

chameleon さんのコメント...

確かに圃場整備で野生動物が姿を消したのは事実だし問題だけど、農業も産業である以上はある程度の効率も求められるから難しいところだよね。

房総の稲刈りは8月末にだいぶ終わったらしいです。やっぱりこっちの方が早いのかな。

Fe さんのコメント...

chameleonさんコメントありがとう。
房総では稲刈り終わったんですか、早いですね。確かに先日千葉県産の新米売っているのを見かけました。

農業と生物保護の両立は本当に難しい問題だと思います。昔は生物の営みと農業がマッチしていたのが、これからは効率向上を突き進むか、それとも少しの効率ダウン覚悟で生物に配慮する農業をするかの選択になって来ると思うので。
これからは効率ダウンしてでも自然に配慮した農業を行う農業者が得をする世の中にしていかなくてはいけないのかもしれませんね。

TTN さんのコメント...

ゲンゴロウ類はかなりヤバいよ… 最近「種の保存法による国内希少野生動植物種」に指定されて、マルコガタノゲンゴロウ、フチトリゲンゴロウ、シャープゲンゴロウモドキが採集禁止になったらしい。ちなみに全部ゲンゴロウとしては大型の種類。Cybister属だったかな。マルコガタノゲンゴロウはもともとは日本全国に生息してたらしいのに、今じゃ幻と言っても過言ではないくらい。もし見つけたら泣いて叫んでも良いと思う。俺だったら気絶するかもしれん。普通のゲンゴロウは平野にはあんまいなくて山間部に多かったけど、マルコガタノゲンゴロウは平野部に多かったらしい。大型のゲンゴロウ類が生息するには、餌としてオタマジャクシとかエビとか小魚とか他の昆虫が大量に生息していなければならないね。俺がゲンゴロウを採った所は網を一回入れるとでっかいガムシが5~6匹入るくらいだったw ゲンゴロウ以外にも水辺の生物はレッドデータに載ってる割合がかなり大きいよね。水辺の生き物を取り巻く環境の事を考えると心痛むわorz