2011年9月24日土曜日

「田んぼの生き物たち」その7 ミズワラビ Ceratopteris thalictroides

ミズワラビはホウライシダ科(またはミズワラビ科)のシダ植物。除草剤の影響などで数を減らし、全国24都府県で準絶滅危惧~絶滅に指定されている種である。神奈川県でのランクは準絶滅危惧。(日本のレッドデータ検索 より)

「田んぼの生き物たち」で取り上げている水田の中でもミズワラビが自生しているのは今のところ1区画しか確認できていない。その区画内では数多くの自生が見られるから、繁殖力はそれなりにある種のようである。しかし1区画だけでしか見られない、というのはかなり危険なことである。うまくいくかは分からないが、いくつかを別の区画に移して全滅のリスクを減らす必要があるではないかと思った。



今回で、「田んぼの生き物たち」と題した水田に生きる生き物たちの紹介は終わりとします。
一人の農学部所属の大学生として、ミズワラビやトウキョウダルマガエルなどの貴重な種がどうすればこれからも生き続けられるかを考え、またヒレタゴボウなどの外来種がこれからどのように振る舞っていくのかを注目して見ていきたいと思います。


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