2011年9月9日金曜日

シロカネイソウロウグモ

高尾山口駅近くにてオニグモの仲間らしきクモの網を見つけた。オニグモの仲間は夜行性のことが多く、昼間クモ自身は網の近くの物陰で潜んでいる。見つけた網でも主は隠れていたらしく、もぬけの殻となっていた。

網の主を探しているとき、網に小さなクモがついていることに気がついた。銀色で三角形にとがった独特の胴体を持つ、シロカネイソウロウグモである。
シロカネイソウロウグモは名前の通り、別のクモの網に居候する。「校庭のクモ・ダニ・アブラムシ (全国農村教育協会)」によれば、オニグモやジョロウグモなどの網に多くみられるそうだ。網の主が食べないような小さな虫や、食べ残しをえさにしているらしい。
不鮮明ながら小さなクモも写っている。
シロカネイソウロウグモの幼生は風に乗ってクモの網にやってくるのだろうか。それとも歩き回って探すのだろうか。図鑑に載っていないので分からないが、何かしらの方法でクモの網へと到着するのだろう。
普通のクモは自分で網を張る。労力はかかるが、網に虫さえかかれば一人で生きていくことができる。一方でイソウロウグモは一見楽な生活をしているようだが、他のクモの網がなければ生きていけないというのは、なかなかに大変なことなのではないだろうか、と思う。
まあジョロウグモやオニグモの仲間はどこにでもたくさん生息しているから、あまり問題はないのかもしれない。

今回見つけた網には5匹ほどが見られた。どれも銀白色をしていたが、一番大きなものを除いて胴体が丸っこく、あまりとがっていなかった。オスなのか、それとも幼生なのか、はたまた別種なのか。どなたか知っている方はいらっしゃいますか。

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