2011年9月4日日曜日

マイヅルソウ

マイヅルソウはユリ科の多年生草本。花期は5~7月ということで、8月下旬の栂池や白馬乗鞍では既にまだら模様の実をつけていた。完熟すると美しい赤色になるそうだ。あちらこちらの樹林下で群生していたから、赤い実をつければ薄暗い林床で目立つ存在になるのだろう。
ところで、栂池自然園内には園内地図にも載っている風穴がある。風穴には夏まで残雪が見られるそうだ。僕が訪れた時には既に雪はなかったが、手を近づけると弱い冷風を感じた。
その風穴近くでマイヅルソウが開花していた。残雪や冷風の影響で他の場所より成長が遅れていたのだろう。
付近では他にもコガネイチゴやヒオウギアヤメなど、花期が7月までとされている花々が花を咲かせていた。風穴の周りだけ季節の流れから取り残されていたようで、不思議な雰囲気であった。






コガネイチゴ(バラ科)
ヒオウギアヤメ(アヤメ科)

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