2011年8月22日月曜日

ニホンザル

子ザル。バスターミナル近くにて
今回の上高地アルバイト期間中、何度もニホンザルと遭遇することになった。完全に人慣れしていてるようで、バスターミナルや河童橋など最も人が多い場所にも平気で現れていた。
身近に野生動物を見れる機会はあまり多くない。観光客の方々の多くはサルの登場に喜んでいた。特に欧米からの外国人の方々は、ヨーロッパや北米にサルが生息していないためか、皆さん興味津々のようであった。
一方でサルの過度な人慣れ、観光客の餌やりなどが原因で、日光などで見られたように観光客がサルに襲われる可能性がある。それを知っていてか、サルを怖がっている観光客も見受けられた。そのようなサル被害を防ぐためにBesではサルの追い払いを行っている。僕たちもバスターミナルに現れた群れを追い払うこととなった。
最初に枝やゴミ拾い用トングでサルを威嚇した。ほとんどは茂みや木の上に逃げたが、一頭が逆に威嚇してきた。それ以上近づくのはあまりに怖かったので、サルの近くに石を投げて応戦した。しばらくして、そのサルは隙を見て茂みの中へと逃げて行った。木の上のサルにも投石を行ったが、枝や小便を落としてくる上、観光客の方々が近くにいて投石は危険なことと、パニックになったサルが観光客を襲う可能性もあったので途中でやめた。
そんな僕たちの姿を見て観光客の方々はどう思ったのだろうか。サル被害が起こらないためには仕方ない行為だと思われたか、それともサルに対してひどいことをする、と思われたか。僕自身、サルが観光客を襲う心配がなければ野生動物を観察できる良い機会だから、むやみに追い払わなくてもよいのではと考えたりしたが、結論は出なかった。人と野生動物との関わり方は難しい問題である。ただ、野生動物をペットのようなかわいい存在と考えるのはあまり良くないであろう。

子ザルを追う雄ザル

上高地アルバイトで見つけた生き物については、ひとまずここまでとしたいと思います。











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