2011年10月24日月曜日

「西表・石垣の生き物」 クロマダラソテツシジミ Chilades pandava

10月15~23日に訪れた西表島と石垣島では様々な生き物たちに出会うことができました。その一部をこれからしばらくに渡り紹介したいと思います。


離島ターミナルは八重山の各島への船の出発港である
石垣島離島ターミナルのすぐ近くでクロマダラソテツシジミを見つけた。かなりの数であった。
新芽がひどく食われていた。
クロマダラソテツシジミはもともと日本に生息しておらず、台風などに乗って偶発的に外国からやってくる迷蝶と呼ばれるチョウであるらしい。しかし、幼虫の食草であるソテツは八重山において各地で栽培、また自生しているので、それをエサに一時的に大発生することがあるようだ。離島ターミナルの周りに植栽されたソテツの葉っぱはボロボロになり、何とも無残な姿だった。これではもはや害虫である。この勢いなら近々迷蝶でなく、土着種の仲間入りを果たすのでは、と思ってしまうがどうなのだろうか。
最近では、沖縄に限らず本土でも時たま発生して話題になるようだ。僕もこのチョウが東京で発生したことについて書かれた新聞記事を読んだ記憶がある。

クロマダラソテツシジミはシジミチョウの仲間だけあってかなり小さい。しかし、♂の翅の表は青に輝き、また裏面も独特のまだら模様をしていてなかなか美しいチョウである。







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