2011年11月2日水曜日

「西表・石垣の生き物」 オオジョロウグモ Nephila maculata

手の方が後ろ。手よりは若干小さいです
大富林道のいたるところでオオジョロウグモを見かけた。

オオジョロウグモは日本最大のクモだ。最大で胴体の長さが5センチに達する。僕が見た個体で最大のものは足を広げた大きさが恐らく15センチくらいあった。
内地で見られる網を張るクモで大型のものはジョロウグモやコガネグモなどだと思うが、これらはせいぜい2.5~3センチである。虫好きの僕でも、触るのがためらわれる大きさと存在感であった。

オオジョロウグモは体だけでなく網も大きい。別の日に、カヌーに乗っている最中、幅2メートルを越える川をまたぐように張られた本種の網を見た。
網の強度もかなりのもののようで、コウモリや小鳥がかかって食べられてしまった例もあるそうである。「オオジョロウグモ シジュウカラ」とか、「オオジョロウグモ コウモリ」と検索すると、かなりショッキングな写真が出てきた。

網を観察すると、多数の小さなクモがいることに気が付いた。網にかかった小さな虫や、網の主の食べ残しなどを食べるイソウロウグモの仲間だ。恐らくアカイソウロウグモかミナミアカイソウロウグモという種類と思われるが、写真が不鮮明なこともあり同定はできなかった。










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