今年初の高尾山へ。コースは6号路→高尾山頂→小仏城山→日影沢林道。
10時30分 登山開始。
6号路は日当たりが悪いためかほとんど花は見られなかった。楽しみにしていたハナネコノメはまだほとんど咲いていなかった。
写真は沢沿いを抜けた日当たりのよい場所で咲いていたスゲ属の花。スゲは勉強不足でほとんど分からないがケスゲCarex duvaliana(カヤツリグサ科)などだろうか。
ヤマルリソウOmphalodes japonica(ムラサキ科)。ケスゲ(?)の近くにあった。
11時40分頃 高尾山頂着。富士山が見えた。
12時30分頃 小仏城山着。
少し休憩してから日影沢林道へ。
日影沢林道は最初は日当たりのよい尾根道で、スミレなどが開花していた。
写真はセンボンヤリLeibnitzia anandria(キク科)。昨年4月にも咲いていたが、今の時期の方がこじんまりとして可愛らしいと思った。
車両進入禁止のゲートを通過したあたりから沢に近づくため次第に湿った場所を好む植物が増えてくる。6号路と共通する種類も多いが、こちらの方が日当たりが良いためか様々な花が咲いていた。
写真はユリワサビEutrema tenue(アブラナ科)で吸蜜していたテングチョウLibythea celtis 。成虫で越冬するチョウで、この時期に山を歩くとあちらこちらでひなたぼっこをしている姿を見かける。
コチャルメルソウMitella pauciflora。
沢沿いに生育するユキノシタ科の多年生草本。
チャルメルソウの仲間は小さいながら変わった形の花をつける。本種も花弁が骨状に切れ込んだ独特な形状で、接写で撮影するのが楽しい花だ。
キノコバエの一種が花粉媒介を行うそうだが、そのこととこの形には何か関係があるのだろうか。
アズマイチゲAnemone raddeana(キンポウゲ科)。ちょうど満開のようだった。
昨年日影沢を訪れた時には既に花期を過ぎていて花を見ることはできなかったので、今回の対面は嬉しかった。次種のキクザキイチゲに似ているが、花の中心が紫を帯びること、葉の鋸歯がキクザキに比べて浅いことなどが異なるそうだ。
こちらはキクザキイチゲAnemone pseudoaltaica(キンポウゲ科)。
アズマイチゲに比べて数は少ないようで開花しているのは2株しか見つけられなった。ただ、居合わせた花を観察していた方のお話によれば高尾での開花はこれからでは、とのことだった。
ハナネコノメChrysosplenium album(ユキノシタ科)。
6号路ではまだ咲き始めだったが、日影沢では咲いていた。あと少しで満開というところだろうか。
花弁のように見える白い部分は萼(ガク)で、開花が終わると緑色に変化してしまう。
15時30分頃 下山。
他に開花していた植物。
・ダンコウバイ ・フサザクラ ・オニシバリ ・タチツボスミレ ・エイザンスミレ ・アオイスミレ ・カンスゲ ・スゲsp ・ニリンソウ ・ヤマネコノメ ・ヨゴレネコノメ(間もなく開花) ・オオイヌノフグリ ・ヒメオドリコソウ
参考 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html
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