一つはクモの糸?でくっついていた |
2月9日
大学から自転車で30分くらいのところを散策していると、足元にドングリが落ちているのを見つけた。2月だというのに真新しいものが多かった。近くの木を見てみるとまだドングリを付けていた。樹種はアラカシだった。
アラカシ Quercus glauca は、ブナ科の常緑高木。葉の形には変化が多くてシラカシなどと見分けづらい時もあるが、葉裏に黄褐色の絹毛があるのがよい区別点だと思われる。
図鑑(山渓ハンディ図鑑3 木に咲く花離弁花①)には春に開花、その年の秋に成熟する、と書いてある。この個体の熟期がたまたま遅かったのか、今年がたまたまだったのかは分からないが、秋の風物詩のドングリが立春過ぎに落ちるというのは何だか面白い。ただ、11月にまだ緑の残るアラカシのドングリを見たことは何度かあるから、コナラやクヌギなどと比べて元々熟期の遅い種ではあるのだと思う。
葉の表。 この個体はちょっと葉が細めのようにも思う。
裏。 ぱっと見には無毛のようにも見えるが、よく見れば絹毛が生えており葉脈を中心に黄褐色を帯びる。
・参考 山渓ハンドブック図鑑3 木に咲く花離弁花① 写真/茂木透 解説/石井英美・崎尾均・吉山寛ほか 発行 山と渓谷社 2010年11月1日 第4版3刷
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