2013年2月24日日曜日

八丈島旅行1、2日目

2月19日~23日に八丈島に行きました。生き物を見るのが主な目的です。
八丈島は伊豆諸島では伊豆大島に次ぎ2番目の面積で、東京(23区)からは南方約300kmに位置します。

2月19日(1日目)
 雪のち曇り(東京)
この日の東京(府中)は寒かった。降り始めは雨だったものの、途中から凍雨(もしくは氷あられ)となり、その後は雪が降ったりやんだりとなった。積雪には至らなかった。

・21時30分 竹芝客船ターミナル着。 
八丈島行きの乗船券を購入。2等和室。学生は学生証を見せれば2割引きとなる。
今回の乗船は、「条件付運航」という形になった。つまり、波が高くて港の状況が悪ければ島に接岸できずに竹芝までUターンする可能性があるということで、少々不安のある出発となった。

・22時20分出港

出港後まもなく、レインボーブリッジをくぐる。
しばらく外で夜景を眺めていたが、風があまりにも冷たくてかなわなかったので船内に戻った。

東京湾内は比較的波が穏やかだった。外洋に出た辺りからか船が揺れだしたが、思っていた程の揺れにはならず、酔い止めも飲んだためか船酔いにはならなかった。
ただ熟睡はできずに途中何度も目がさめた。
・5時ごろ 

三宅島着。

・6時ごろ

御蔵島着。
以前八丈島に行った時は波の影響で御蔵島には寄港できなかった。今回も条件付運航だから寄港できずに八丈島に直行すると思っていたので意外だった。

出港後、しばらく御蔵島を横に見ながら進む。いくつもの滝が海にそのまま落ちているのが見えた。
御蔵島は古い火山島であるために島の周囲は浸食されて崖になっている。そのため島内を流れる川は一般的な河口を形成できずにそのまま海に流れ込んでいる。

乗船したさるびあ丸
・9時20分

八丈島着。
早速、今回の宿「ロッジオーシャン」に行き、荷物を預けた。ロッジオーシャンは港から歩いて10分くらい、以前サークルで来た時に使った底土キャンプ場のすぐ近くの宿である。

八丈空港近くにて アロエの花に来たシチトウメジロ

まずは島の生きものの情報を得ようと八丈植物公園内にあるビジターセンターを目指した。
以前も徒歩で行ったことがあったのでそのうち着くだろう、と適当に歩いていたらひどく遠周りになってしまった。
何とか昼前に到着した。


植物公園近くの食堂「八島」で昼食。
食べたのはあしたばラーメン。

食後、ビジターセンターへ。島の生きものについて色々と伺った。一人の方が非常に詳しく教えてくださった。(ビジターセンターのサイトで島の生物を紹介されている方かもしれない)

1時間ほど植物公園内を散策。シマテンナンショウやモクレイシなどの花を見ることができた。 その後ビジターセンターで教えていただいたモービルレンタカーで自転車を借りた。3時間レンタルで1000円。

まず、八重根港方面に向かった。八重根は島の西側に位置し、船が着いた底土とは反対側に位置する。
目的は、ビジターセンターの方に八重根港から北の海岸沿いにイワタイゲキが生えていると教わったからだ。ただ、花の時期にはまだ早いとのことだった。



海岸沿いに進むと海岸の崖地に点々とイワタイゲキが生えているのが見えてきた。耐塩性や乾燥に強いのか、また他種との競合に弱いのか、他の植物がほとんど見られない海側の最前線に生育していた。
どこか日当たりのよい場所で咲いていないかとさらに見て回った。
と、黄色を帯びた個体が見えてきた。
イワタイゲキEuphorbia jolkinii まだ花期ではないということで期待していなかったが、咲いていた。撮影しやすい場所だったので至近距離で撮影。ありがたい。


海岸沿いにさらに進んで南原千畳敷に到着。 八丈富士(西山)から流れ出た溶岩によって形成されたそうだ。奥に見えるのは八丈小島という八丈島の隣にある島で、現在は無人。

海岸沿い、特に西側の海岸は西から北西の風が非常に強かった。ずっと向かい風に当たるのはいやだったので千畳敷を見たあとは内陸に入ることにした。


アシタバ畑。防風のためか、窒素固定を期待しているのか、畑の中にはオオバヤシャブシが植わっていた。

5時ごろに自転車を返却、レンタカー屋のサービスで八丈スーパーに送っていただいた。
スーパーでトビウオのから揚げ、簡易アルミ鍋のうどんを購入、これを夕食にした。
ロッジオーシャンには自炊スペースがあり、宿泊者は自由に使用することができる。お金を節約したい人、自分で釣った魚を調理したい人などにとってはありがたい設備だと思う。

10時ごろ 就寝。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  ランキングに参加しています。クリックいただけると嬉しいです。

0 件のコメント: