7月18日
家の玄関前に転がっていたアブラゼミのオス。
7月21日現在、府中市にある東京農工大学では未だにアブラゼミの鳴き声は聞こえず。でも、こうして発生はしているのだから、明日か明後日の日中には鳴きはじめるのではないだろうか。
ちなみに不確かではあるが、僕の記録によれば
2010年のアブラゼミの初鳴日(そのシーズンの最初に鳴いた日)は7月8日。
2011年の初鳴日は7月1日。(ただし、その時は1匹しか鳴いておらず、本格的に鳴きはじめたのは10日ほど後のことなので、実質的に10日ごろを初鳴日として扱ってもよいかもしれない)
セミの発生には気温が関係するのではないかと思われる。
ということで、2010年~2012年の6月と7月の府中の気温データをあげてみる。府中のアメダスは農工大の敷地内にあるから、データは農工大の生き物の活動を考える上でかなり便利である。(気象庁ホームページより)
2010年 (初鳴日7月8日)
2011年(初鳴日7月1日)
2012年(初鳴日まだ、7月18日に発生は確認)
少々見づらくて申し訳ないが、これらのデータから・・・
2010年と2011年に比較して2012年は6月の後半の気温がかなり低めだということが分かる。
最高気温で見れば、2010年と2011年では30℃を超える日が多くなっているが、2012年では20日以降25℃を少し超える程度で推移。7月も前半は最高気温30℃以下の日が多いことが分かる。
ちなみに、6月下旬の平均気温は
2010年が25.2℃
2011年が26.1℃
2012年が21.3℃
であり、2011年、2010年、2012年の順に高い。これはアブラゼミの初鳴日の早さと一致する。
この結果から、アブラゼミの発生や初鳴日は直前の気温に左右されると言えるように思えるが、どうなのだろう。
※
今回、セミの発生は直前の気温に左右されるのではないかと書きましたが、それが証明できたわけではありません。あくまで、気温とセミの初鳴日に「相関」があるだけで、「因果関係」があるかは全く分からないわけです。これ以上の考察は大変なのでとりあえず行いませんが、例えば「気温により変化する〇〇(湿度とか?)が、セミの発生に影響を与えている」のかもしれませんし、「気温をあげる要因となる〇〇(日照時間とか?)がセミの発生にも影響している」のかもしれません。 大変ですが、何事も早合点せずにじっくり考えていきたいですね・・・。
追記
7月22日にアブラゼミの鳴き声を確認。
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