2019年7月24日水曜日

セブンシスターズの礫浜植生

セブンシスターズの丘上から見たCuckmere川の河口付近。礫(れき)からなる浜が成立し、その後背には塩沼地が広がっている。

礫浜植生を構成するのは、大型草本やつる植物などである。

Crambe maritimaBrassicaceae アブラナ科)

英名はSea Kaleで、大柄なケールのような姿をしている。食味は薄塩味のキャベツといった感じ。野菜として栽培されることもあるらしい。

ツノゲシGlaucium flavumPapaveraceae ケシ科)

セイヨウヤマホロシSolanum dulcamaraSolanaceae ナス科)

日本のヤマホロシによく似ていて、変種関係とする見解も。

ベラドンナAtropa belladonnaSolanaceae ナス科)

後背地は礫が移動せず安定している。地衣類やコケ植物が多い。出現する植物もがらりと変わり、どちらかといえば崖上の草原に種組成が似ている。

セリバオオバコ?Plantago coronopus ?(Plantaginaceae オオバコ科)

小型のオオバコで葉が切れ込む。セリバオオバコだと思うが、別種かもしれない。

キク科の何か

CrepisHypochoerisLeontodonHieraciumの各属のいずれかだと思うが、今のところ検討がついていない。

Festuca sp.Poaceae イネ科)

周りにはコケや地衣類も生えている。

オウシュウマンネングサSedum acreCrussulaceae ベンケイソウ科)

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