2015年5月9日土曜日

空から見た赤潮

4月27日

残雪の目立つ氷ノ山
大阪伊丹から飛行機で隠岐へ向かった。
この日は快晴で、窓から氷ノ山や鳥取砂丘を望むことができた。

鳥取県中部の東郷池の上空にさしかかる頃、海面の一部が赤く色づいていることに気が付いた。赤潮である。

この日流れていたニュースによれば、今回の赤潮は渦鞭毛藻の夜光虫(やこうちゅう、ノクチルカ)の大発生によるものだという。



隠岐の主島、島後にて。

毒々しい色合いの赤潮だが、夜光虫によるものは無害で、漁業被害もあまりないそうだ。




島後 浄土ケ浦海岸



赤潮の発生要因として、生活排水の流れ込みなどによる海水の富栄養化がよく言われる。

しかし、春季に日本海側で発生する赤潮は、必ずしも海水の富栄養化を示すものではないらしく、島根県では春の風物詩的な現象だそうだ。確かに、赤潮の発生していた隠岐の海は透明度が高く、汚染とはほとんど無縁に思われた。

もっとも、鳥取沿岸では河川の流れ込む場所を中心に発生しているようにも見えたので、川から流れ込む栄養塩の存在も重要なのかもしれない。

5月1日

帰りの飛行機から島後を見る。
風に吹き寄せられたのか、沿岸に赤潮が集中して見られた。








<参考・引用>
ノクチルカ赤潮(夜光虫)について
http://www1.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/gyosei_info/akashio/suisanka.data/papaer.pdf (2015年5月4日現在)








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