飼育しているハチジョウナナフシ(飼育記はこちら)のエサのカジイチゴを探しに鎌倉方向に出かけた。カジイチゴは僕の住む藤沢の沖積地には少なく、江の島から東の岩地(三浦層群、葉山層群)に多いようである。
目的のカジイチゴは手に入れ、海岸の植物を観察することにした。
点々と生えていたハマオモト(ハマユウ)。生育していた場所からして自生と思われるがちょっと分からない。家の周りでよく植栽されている植物でもある。
こちらはハマエンドウ。神奈川では減少傾向にある種だそう。春には花が楽しめるだろう。
幅20メートルくらいにまとまって生育していた。あとで調べてみると、現在鎌倉市自生地は一つだけとのこと。ということは恐らく、僕が観察した群落がそれということなのだろう。
砂浜の幅はかなり狭い。仮に台風による高波や津波に襲われたら群落ごと破壊されてしまうのではないだろうかと不安である。
ヤツデの花。ハエが来ていた。
イソギク。
見つけた植物。(分類は新エングラー体系に従います) ・イネ科sp(イネ科など勉強しなくては・・・) ・ハマスゲ(カヤツリグサ科) ・ハマオモト(ヒガンバナ科) ・クサスギカズラ?(ユリ科) ・ヤマグワ(クワ科) ・ラセイタソウ(イラクサ科) ・ヒメツルソバ(タデ科)(帰化種) ・ツルナ(ハマミズナ科) ・オシロイバナ(オシロイバナ科)(帰化種) ・シロザ(アカザ科) ・タブノキ(クスノキ科) ・シロダモ(クスノキ科) ・ヤブニッケイ(クスノキ科) ・アオツヅラフジ(ツヅラフジ科) ・ハマダイコン(アブラナ科) ・トベラ(トベラ科) ・テリハノイバラ(バラ科) ・カジイチゴ(バラ科) ・ナワシロイチゴ(バラ科) ・ハマエンドウ(マメ科) ・マサキ(ニシキギ科) ・ツルウメモドキ(ニシキギ科) ・マルバグミ(グミ科) ・ヤツデ(ウコギ科) ・カクレミノ(ウコギ科) ・ボタンボウフウ(セリ科) ・アシタバ(セリ科) ・ハマボッス(サクラソウ科) ・ハマサオトメカズラ(アカネ科)・ハマヒルガオ(ヒルガオ科) ・イワダレソウ(クマツヅラ科) ・イヌホオズキsp(ナス科) ・クコ(ナス科) ・トウオオバコ(オオバコ科) ・スイカズラ(スイカズラ科) ・イソギク(キク科) ・ハナイソギク?(雑種の可能性)(キク科) ・ツワブキ(キク科) ・キク科sp(ハマコンギク?)
書いているうちに日付を跨いでしまいました。明けましておめでとうございます。 今年は植生関係の研究室で研究をする、ということで、本腰を入れて植物を学んでいきたいと思います。
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