2012年4月19日木曜日

4月8日 高尾山散策

大学の友人のM君とともに高尾山へ。
コースは1号路→4号路→山頂付近→稲荷山コース。


ヤマネコノメ


ヨゴレネコノメ。

ともにユキノシタ科の多年生草本。
どちらも花は小さく目立たないが、その周りの葉が鮮やかな色をしている。 特にヨゴレネコノメは蛍光色の薄黄色で、うす暗い林床内でもかなり目立っていた。花粉を運ぶ虫たちの目にも鮮やかに映るのだろうか。

ネコノメソウの仲間とともに沢沿いの日陰に多く見られたのがユリワサビ。
薬味に使われるワサビと同属で、やはり食べると辛いそうだが試さなかった。(そもそも高尾山での動植物の採取は禁止されていたような)

4号路途中のつり橋から見たキブシ(キブシ科)の花。
アブラチャン(クスノキ科)
山頂付近などで、同じクスノキ科のダンコウバイがあってちょうど花期のはずだったが、今回はルートの関係上見れなかった。 また、クロモジ(これもクスノキ科)はまだつぼみで、開花はこれからという感じだった。







この日の気温はかなり低かった。そのためだろうか、日の当たる道でチョウたちが翅を広げて日向ぼっこをしていた。

テングチョウ(1号路にて)
テングチョウ。
タテハチョウ科(以前はテングチョウ科に分類されていた)のチョウ。
その名の由来となったのが頭から伸びた長い突起(パルピというそうだ)が特徴である。

レッドデータで本種の本土亜種が東京都で絶滅、と書いてあった。高尾はれっきとした東京都なのだが・・・。それに、ちょっと山歩きをしただけで見つかるくらいだからそんなに珍しいものでもない気がする。 それとも本土亜種というのはまた別のものなのだろうか。よく分からない。

アカタテハ。
タテハチョウ科。
ひなたぼっこに夢中だったのだろうか、僕と友人が撮影しようと至近距離まで近づいても全く逃げなかった。


テングチョウ、アカタテハともに成虫で冬を越す種類である。タテハチョウの仲間には比較的よく見られる生態のようである。




見られた花。(写真で紹介したのを除く)

アオイスミレ、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、ヒナスミレ、カンスゲの仲間(ヒメカンスゲ)?、ミミガタテンナンショウ、カントウミヤマカタバミ、カンアオイ。


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In April 4. I went to Mt.Takao (in Hachioji city) with my friend. I watched many plants and insects.

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