2024年12月31日火曜日

スペイン、カナリア諸島の旅3 フェルトベントゥーラ島内ドライブ、動植物園

 11月28日
この日は、フェルトベントゥーラ空港近くの宿(Elba Lucía Sport & Suite Hotel)から、島の南西部の宿(H10 Tindaya)に向かった。寄り道せずに行けば、約60 km、1時間弱の行程だが、折角なので道中の動植物園などに立ち寄ることにした。

8時ごろ 起床
フェルテベントゥーラ島は、不思議なほどに気温の変化が小さく、昨晩と体感温度が変わらなかった(サハラ砂漠からの砂ぼこりを伴う風Calimaが到来していたことも関係するかもしれない)。

8時30分 朝食

昨日の晩ご飯は何とも暗い雰囲気だったが、朝食会場は明るい音楽が流れていて幾分楽しめた。
テラス席で食事をしていると、白いハトがやってきた(写真は、動植物園で撮ったもの)。図々しい個体もいて、僕たちの隣の席では、人がいなくなった途端に皿の上の食べ物をつついていた。

このハトは島内の至る所にいて、「グゥ グゥー グゥ」と聞こえる声が響いていた。あとで調べると、シラコバトStreptopelia decaoctoであるらしい。日本では天然記念物に指定されるシラコバトが、ここでは普通種だった。

朝食後、しばらくホテルを散策。
乾ききった風景の中で、ハイビスカスやブーゲンビレアの花が鮮やかに見えた。

10時15分ごろ ホテルを出発。

海岸近くを走る最短ルートではなく、内陸の町Antiguaを通るルートを通ることにした。

道中の風景(妻撮影)。

フェルテベントゥーラ島の道路は整備されていて交通量も少なく、とあるウェブサイトによれば「ヨーロッパで初めてレンタカーで運転するのに良い場所」とのこと。たしかに、右側通行に慣れてしまえば走りやすかった。

制限速度は、郊外では時速70~90 km。

Tiscamanita近郊に路駐し、植物観察。

後で知ったことだが、近くに見えた大きな建物が、フェルテベントゥーラ空港にあったアロエ・ヴェラのお店の工場、直売所だった。

妻の「荒れ地の女」のポーズ。

高さ1 m以下のかん木が疎生する植生が見られた。途中の車窓からはAeonium balsamiferum と思われる多肉植物なども見られたが、残念ながらここには生えていなかった。

Salsola vermiculata(ヒユ科)

オカヒジキと同属の低木。

Launaea arborescens(キク科)

トゲのあるジグザグの枝が密生する低木。ニガナなどに似た小さな黄色い頭花を咲かせる。

Kickxia sagittata (オオバコ科)
カナリア諸島固有。

針金のように細い茎を持つ低木。長い距のある、キンギョソウに似た花を咲かせる様子がユーモラスだった。

Helianthemum canariense(ハンニチバナ科)
カナリア諸島と西アフリカ(モロッコ、西サハラ)に分布。

地面を這うように育つ小低木。

Aizoon canariense(ハマミズナ科)

日本のツルナを小型にしたような、匍匐性の一年草~短命な多年草。

数多くの多肉植物を含むハマミズナ科Aizoaceaeの基準属であり、見てみたかった植物の一つ。

これらの植物の他には、Heliotropium ramosissimum(ムラサキ科)やハマアカザの仲間Atriplex sp.(ヒユ科)などが見られた。

12時ごろ
動物園Oasis Wildlife Fuerteventuraに到着。植物園Jardín Botánico Fuerteventuraが併設されている、広大な敷地の園だった。

一人37.50ユーロ(約6,000円)。ラクダの餌2ユーロも購入。

園内のカフェで昼食。
硬めのパンにハムやチーズ、トマトなどを挟んだサンドウィッチ。妻の口にはあまり合わず(代わりにTobleroneのチョコアイスを購入)、僕が多めに食べた。

昼食後、園内を歩いた。
この動物園はサルの仲間が多く飼育されている。

サルたちの表情の「Neutral(真顔)」の写真が何とも可笑しい。

ツワブキFarfugium japonicum(キク科)

日本原産のツワブキが植えられていた。カナリア諸島の気候に合っているのか、旅行中に何度も見かけた。

動物園のヌシのような三毛猫。

ナイルワニたち。

フラミンゴ(オオフラミンゴ?)

帽子についていたシャクトリムシ。

ビクーニャ?

高い場所が好きなようで、飼育コーナーの小山に登っていた。

水槽の中をマツモムシの仲間が泳いでいた。

キリン。

バードショー。

この日の最高気温は恐らく30℃ほど。暑さの中で歩き疲れてしまったが、僕の希望で植物園ゾーンに向かった。

14時30分ごろ
植物園に到着。

乾燥地帯の植物たちが生き生きと育っていた。
動物園はそれなりに人がいたが、植物園内は少なく、数人とすれ違うだけだった。
Cynanchum viminale ?(キョウチクトウ科)とカマバダラ類の幼虫。

ブドウガメ Cyphostemma juttae(ブドウ科)

とても大きな株で、沢山の果実をつけていた。

Euphorbia balsamifera(トウダイグサ科)

カナリア諸島の在来植物ゾーンにて。

30分ほど植物園を楽しみ、動物園に戻った。

動物園の遊具コーナーにて。
アリジゴク(ウスガカゲロウの仲間の巣)が見られた。

ヤマアラシの食事シーンが見られた。

16時前
動植物園の近くにある園芸センター(Garden Center Fuerteventura)を訪れた。
クリスマスシーズンらしく、ポインセチアがたくさん置かれていた。

仏像?のオブジェ。
昨晩泊まったホテルの部屋にも仏像の写真があり奇妙に感じられたが、フェルテベントゥーラ島では東洋的なデザインが好まれるだろうか?

16時過ぎに園芸センターを出発し、この日の宿のH10 Tindayaに向かった。
途中から高速道路になり、インターチェンジを一度出損ねたが、17時ごろに無事に到着。
チェックイン時に、腕に晩ご飯までの少しの間、ホテルの前のビーチを散歩した。

晩ご飯。

この日は二人とも美味しく食べられた。
寿司があったので取った。揚げ餃子、えびせん?とセットになっていた。

夕食後、水を買いたかったがホテル内に売店や自動販売機がなかったので、徒歩10分ほどにあるスーパーに買い物に行った。

スペイン、カナリア諸島の旅2 バルセロナからカナリア諸島 フェルテベントゥーラ島へ

11月27日

この日はバルセロナを発ち、カナリア諸島のテネリフェ島を経由してフェルテベントゥーラ島(Fuerteventura)に向かった。

宿泊したPorxos Gardenの屋上からの眺め。屋上は庭園になっていて、隣の建物?と一体化している不思議な構造だった。

9時25分ごろ、Porxos Gardenを出発。
9時45分ごろ、空港行きのシャトルバスに乗車、(たしか)20分ほどで空港に到着。

バルセロナ国際空港の出発ロビー。
妻は、Häagen-Dazs の売店を見つけて大喜び。アイスではなくブラウニーを買っていた。

この日は、ブエリング航空(Vueling Airlines)を利用した。ブエリング航空はバルセロナを拠点とするLCC。良くない口コミも見かけたが、今回の利用(バルセロナーテネリフェ往復)は若干の遅延があったものの特に問題はなく、快適なフライトだった。

出発ゲートからバスで飛行機まで移動。
12:05ごろ VY3212便に搭乗。

昼食は空港で買ったサンドウィッチ。
LCCで食べ物飲み物などは全て有料なので、あらかじめ買って持ち込んだ。

3時間半弱のフライトを経て、現地時間14時40分ごろ(スペイン本土とは時差-1時間)にテネリフェノルテ空港に着陸した。
空港敷地内にはEuphorbia balsamifera と思しき低木があり、早速カナリア諸島らしさを感じられた。

手荷物受取所(バゲージクレーム)の壁面には、テネリフェ島を代表する花であるEchium wildpretii の写真が写し出されていた。

テネリフェノルテ空港での乗り継ぎは自力だったので、一旦外に出て荷物を預けなおした。
少し時間があったので、空港内を見て回った。










フェルテベントゥーラ島へは、ビンター・カナリア航空を利用した。ビンター・カナリア航空(Binter Canarias)はカナリア諸島のフラッグキャリアで、テネリフェ島及びグランカナリア島を拠点とする。白地に緑色の塗装が印象的だった。

16時50分ごろ、予定時間(16時40分)を少し過ぎて搭乗。
離陸後すぐに、カナリア諸島最高峰のテイデ山(標高3,715 m)が美しく見えた。



機内で配られた軽食(チョコウエハース)

離陸から40分ほどで、眼下にフェルテベントゥーラ島が見えてきた。
荒涼とした風景に、遠い異国に来たという印象を持った。

18時ごろ、フェルテベントゥーラ空港に着陸。

無事に荷物を受け取ったが、ここからが大変だった。

今回、僕たちはレンタカーを借りることにした。利用したレンタカー会社のGobycar(ゴーバイカー)は他社より安かったが、代わりに空港内に案内所がなく、空港駐車場の奥に来るシャトルバスに乗る必要があった。

空港や駐車場の係員に教えてもらい、駐車場内を抜けてシャトルバス乗り場にたどり着いた(写真は妻撮影)。しかし、待ってもバスが来ず、レンタカー会社に電話。英語が何とか通じ、「10分~15分くらいで迎えが来る」と言われた。
その後、10分かからずにバスがやってきて、レンタカー会社の事務所へ。

ようやく着いたGobycar(写真は返却時。到着時は夜で写真を撮れていない)。
スタッフの女性の方がとても親切で救われた。カナリア諸島は日本人観光客が非常に少ないと聞いていたが本当にそのようで、「日本のパスポートを初めて見たよ」と言われた。

今回借りたのはTOYOTAのヤリス。初めての車種と左ハンドルに苦戦し、スタッフの方に教えてもらいながら何とか出発した。

カーナビがうまく使えなかったので、妻にスマホでナビをしてもらい今日の宿「Elba Lucía Sport & Suite Hotel」を目指した。このホテルは空港から近く、島に到着したばかりでレンタカーの運転に不慣れでも安心、と思っていた。しかし、ナビで示された道が不通になっていたのか、ナビ通りに行くと廃車や廃バスが並んだ恐ろしいエリアに迷い込んでしまった。僕は運転で一杯で見ていなかったが、妻によるとバスに書かれている男の子の絵が何とも不気味だったとのこと…
もう一度レンタカー会社の前に戻って出直したが、再びこの場所に着いてしまった。

気を取り直し、今度は大きな道でホテルを目指したところ、無事に着くことができた。
ホテルの前に着いたものの、今度は駐車場が分からない。ホテルのフロントに行きスタッフに聞いたところ、有料駐車場があるが、周辺に路駐しても良いとのことだったので、近くの道の空きスペースに駐車した。

やっと着いたホテル。フロントスタッフはフレンドリーで、来年に日本に旅行するという方だった。レンタカー会社の方と同じく、日本人を対応するのは初めてだったらしい。

部屋のカギを受け取ったが、ここからがまた大変だった。
部屋の前についたがドアが開けられず、通りがかった宿泊客に開けてもらった(「何で開けられないんだ」といったジェスチャーをされた)。もう一度、自分たちでできるか試そうと、妻に室内に入ってもらってドアを開けようとしたらうまく行かない! 真っ暗な部屋に妻を閉じ込めてしまい、慌ててスタッフに助けを求めた。
少ししてスタッフが来てドアを開けてくれた。開け方にコツがあり、ドアノブを引っ張りながらカギを回すと開けられるということが分かった。

(特に妻は)すっかり疲れてしまったが、一息ついてから晩ご飯を食べに行った。
食堂内に、延々と音階が下がる不穏な曲が流れていて、リラックスして食事ができる雰囲気ではなかった。
料理はドイツ人向けのメニューだったのだろうか、僕は一応食べることができたが、妻はジャガイモ料理以外がほとんど食べられなかった。

2024年12月17日火曜日

スペイン、カナリア諸島の旅1 日本からバルセロナへ

2024年11月25日~12月5日の11日間、新婚旅行でスペイン王国のバルセロナとカナリア諸島を訪れた。
カタルーニャ州の州都であるバルセロナは、スペイン第2の人口を有し、数々のガウディ建築などで知られる。カナリア諸島はアフリカ大陸の西方の大西洋上に浮かび、7つの大きな島とそれらの属島からなる。年間を通して温暖な気候に恵まれ、固有種を含む多様な動植物が生息する。
大まかな日程は以下のとおり。

■11月
 25日 岡山→関西国際空港(KIX)発→
 26日 →(アブダビ経由)→バルセロナ
 27日 バルセロナ→(テネリフェ島経由)→フェルテベントゥーラ島
 28日~29日 フェルトベントゥーラ島滞在
 30日 フェルトベントゥーラ島→(グランカナリア島経由)→ラ・パルマ島
■12月
 1日 ラ・パルマ島→テネリフェ島
 2日 テネリフェ島滞在
 3日 テネリフェ島→バルセロナ
 4日 バルセロナ→(アブダビ経由)→
 5日 →(韓国仁川経由)→関空着→岡山

まずは、11月25日から26日の様子についてです。

8時ごろ 岡山県の自宅を出発
11時過ぎ 神戸ポートアイランド着 昼食は、ほっかほっか亭ののり弁当。
11時30分ごろ 神戸空港駐車場着

今回、岡山から関西国際空港までのアクセスに、神戸空港と関空を船で結ぶ「神戸-関空ベイ・シャトル」を利用した。
岡山から関空へのアクセス手段として、最初はリムジンバスを考えたが、コロナ禍以降は運休している。バスを乗り継ぐのは大変、電車も大変、関空まで車で行くのはもっと大変だし高速代と駐車場代が高い…
良い案がないと悩んでいたところ、神戸空港と関空を結ぶ船があることを思い出した。調べると、港の駐車場は無料、バスや電車利用よりも船賃が安価、岡山から高速を使えば3時間以内で着けるので関空に直接行くよりは楽。考えうる限りではベストな手段だと分かった。

駐車場に少し早く着いたので、周囲を探索。

フトボメリケンカルカヤ Andropogon glomeratus(イネ科)が群生していた。岡山県では記録のない帰化植物である。

12時30分 出港
波風はほとんどなく、穏やかな航海だった。

13時過ぎ 関西国際空港の船着き場に到着。接続バスで第1ターミナルへ。
訪日外国人が過去最高の人数というニュースのとおり、ターミナル内は非常に混んでいた(この旅で訪れた空港の中で一番の混雑!)。


ユーロ両替を済ませた後、今回利用するエティハド航空の窓口に向かった。オンラインでチェックインを済ませて向かったが、窓口が少なく、手続き待ちの人で長蛇の列。並び始めて約1時間でようやく荷物を預けることができた。
15時~16時ごろ 手荷物検査、出国手続きを済ませ、搭乗口付近へ移動。

17時25分 エティハド航空EY815便 発

離陸後すぐに旋回、左側の窓から関空島が見えた。

フライトマップによると、飛行機は針路を北西に取り、岡山県上空を通過するようである。







岡山市~倉敷市周辺と思われる街明かりが見えてきた。自分たちの住む岡山の夜景を上空から眺められるのはうれしい。

岡山市中心付近。旭川が曲線の暗闇として見える。ひときわ明るい場所は、岡山駅東側と思われる。

倉敷市上空。高梁川の河口がよく見える。右手前の明かりは総社市街、倉敷と総社を隔てる丘陵が暗闇として見えていると思われる。

その後、島根県の中海、宍道湖上空を通過して日本海に抜けた。

朝鮮半島上空。ソウル近郊の夜景だろうか?

その後、中国上空を通り、中東方面へ。
日本からアブダビへはロシア上空を通るのが最短ルートだが、2024年11月現在、多くの飛行機はロシア上空を飛行できない。そのため、やや遠回りの、低緯度を通る航路を取ったようである。

機内食の晩ごはん。
詳しいメニューを思い出せないけど美味しかった。

出発から約11時間、アラブ首長国連邦の夜景が見えてきた。

着陸の少し前に見えた景色。
現地時間の26日0時ごろ、アブダビのザイード国際空港に着陸した。

手荷物検査を終えて免税店エリアでしばらく過ごした。曲線を多用したデザインが印象的だった。

2時25分、EY111便で離陸。

機内食の朝食。

約7時間半のフライトを経て、現地時間の7時前、バルセロナ国際空港に着陸。

空港からバルセロナ中心部へは直通バスを利用した。片道一人7.25€(約1100円)、頻繁に出ていて便利。

8時前、バルセロナ中心部のカタルーニャ広場のバス停で下車。
この日の日の出は7時52分で、ちょうど朝焼けが美しかった。

バス停から20分ほど歩き、今日の宿のPorxos Gardenに向かった。道中の道はゴミが少なく、においもあまりせず、僕が今まで訪れたヨーロッパ各国の町と比べて清潔だと感じた。イタリアとフランスに行ったことがある妻も同様に感じたようだ。

モミジバスズカケノキ Platanus × hispanica の並木

メキシコヤマゴボウPhytolacca dioica(ヤマゴボウ科)

シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)にて。現地でオンブー(Ombu)と呼ばれる南米原産の樹木で、ヨウシュヤマゴボウなどと同属である。

同公園にはヤツデ Fatsia japonica が植えられていた。

公園や街なかを散策した後、ピカソ美術館を訪れた。非常に多くの絵画で展示されており、1時間強の滞在では見切れないほどだった。




カサ・バトリョの近くの「Tapa Tapa」で昼食。スペイン版のコロッケのクロケタスcroquetas がおいしかった。


カサ・バトリョCasa Batlló
1人31€(約5000円)で日本語オーディオガイド付き。

バルセロナといえばガウディ建築。でも、今回は一日だけの滞在のため全てを訪れることはできない。直前まで悩み、カサ・バトリョとサグラダ・ファミリアの2箇所に行くことにした。

訪れる前に画像で見たカサ・バトリョは、素晴らしいけれど奇抜なデザインの建築、という印象だった。しかし、実際には周囲の街並みと溶け込んでいて、曲線を多用した内装もリラックスできるものであり、想像していたよりもずっと良かった。

約1時間の滞在後、地下鉄に乗ってサグラダ・ファミリアへ。

サグラダ・ファミリア Sagrada Família
1人26€(約4000円)で日本語オーディオガイド付き。なお、オーディオガイドはカサ・バトリョでは貸し出し式だったが、こちらはアプリをダウンロードして、自分のスマホ、タブレット端末で聞くというものだった。

2024年11月現在、2026年の完成を目指しているとのこと。
サグラダ・ファミリアも、写真で見ていたよりもずっとすばらしかった。

ガウディ建築は、自然を参考にしたりモチーフにしたりしているものが多いという。
サグラダ・ファミリアの教会入り口にはアイビーを模した緑色の装飾があり、コガネムシやテントウムシ、カマキリ、アブやハチ、ダンゴムシ、ヤスデ、ミミズと思われる生き物たちが散りばめられていた。
僕たちの他に足を止める人はいなかったが、隠れたスポットだと思う。


1時間強の滞在後、再び地下鉄に乗り、宿に戻りチェックイン。
19時30分ごろ宿発、徒歩でカタルーニャ音楽堂Palau de la Música Catalanaに向かった。

20時~21時半ごろ、ギタートリオとフラメンコのコンサートを聴いた。
1階後方の席で59€(約9000円)。

自宅を出発して丸二日たち、疲労でウトウトしてしまったが、世界遺産にも登録されているカタルーニャ音楽堂にて、情熱にあふれていて笑いもある演奏会を楽しめた。
アンコールは大いに盛り上がり、観客総立ちの拍手で幕を閉じた。
演奏会後、Restaurant La Taverna del Coure で晩ご飯。タパスでクロケタス&パドロン(トウガラシ)の素揚げ、トマトソースを塗ったトースト、生ハムを注文。

23時前に宿に帰着。