国際学会(International Association for Vegetation Science)のシンポジウムとエクスカーションに参加するため、イタリアのシチリア島へ向かった。私にとって初の欧州旅行になる。
経路は成田空港→アブダビ(アラブ首長国連邦)→ローマ(イタリア本土)→パレルモ(シチリア)
日本列島のこの日の天気は曇り。雲頂の高度は3,000 m位で、雲海から富士山が顔をのぞかせていた。
赤石山脈(南アルプス)
白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)付近だろうか。
御嶽山
山頂付近から噴煙が立ち上っているのが見えた。
名古屋付近。
木曽三川(長良川、木曽川、揖斐川)が夕陽を反射して輝いていた。
その後は大阪上空、瀬戸内海上空、福岡県上空を通過。
中国大陸に達する前に日没。
飛行機はヒマラヤ山脈の南側を飛び、途中でインドのニューデリー付近の街灯りが見えた。
座席備え付けの画面では、目的地に加えてメッカの方角を示すことができた。
今回利用したエティハド航空はアブダビ(アラブ首長国連邦の構成国の一つ)の国営企業で、国教がイスラム教なので、このような機能があるのだろう。
夜中の12時頃、アブダビ到着。
夜中にも関わらず気温は32℃もあり、湿度が高いので非常に蒸し暑かった。
朝7時頃
ローマ フィウミチーノ空港到着。
エティハド航空からアリタリア航空の飛行機に乗り換えた。
アリタリア航空は経営破綻しており、ストライキも行われているため身構えていたが、特に問題は感じなかった。
フィウミチーノ市上空。
出発から1時間強でシチリア島が見えてきた。急峻な岩山が海岸線まで迫っている。
15時頃にパレルモ空港に到着。片道6€のバスでパレルモ市外へ向かった。
17時頃 宿に到着。自宅を出発してから約35時間の長旅だった。
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