自宅にて、シバンムシアリガタバチ
Cephalonomia gallicolaを見つけた。
体長約2mmの小さなハチで、アリガタバチの名の通り、メスは翅を持たずアリそっくりの姿をしている。
本種の存在に気がついたのは、数日前に刺されたのがきっかけである。ごく小型のハチながら、刺された際にはかなり強い痛みがあり、その後数日間痒さが残った。
刺されるまでは気付かなかったが、その気になると床や壁を歩いている個体が目に付くようになった。
思えば、以前から床を単独で歩いていた小型であめ色のアリらしき虫が、本種だったのかもしれない。
アリガタバチは、害虫として知られるシバンムシ類の天敵(シバンムシの幼虫に産卵し、幼虫のエサとする)であり、益虫の一種といえる。
一方で、人を刺すという点では害虫に区分される。僕にとっては、今のところ目に見えた被害が見えないシバンムシよりも、実害のある本種の方が困った存在である。
再び刺されるのは御免だが、見た目・生態ともに変わったハチであり、いつかオスバチや、シバンムシの幼虫への産卵シーンは見てみたいと思う。
<参考>
イカリ消毒オンラインショップ シバンムシアリガタバチCephalonomia gallicola(ASHMEAD)
http://www.ikari.jp/gaicyu/33010d.html(2015年9月閲覧)
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