大学の実習でアカネズミの捕獲調査を行った。
調査といっても、授業の一環として行った簡易的なものであった。
捕獲は、左写真のワナを用いた。これを林床内に置いて、翌朝にネズミがかかっているか確かめるというもの。
翌朝かかった個体。これは♂であった。
野生のネズミを見るのは生まれて初めてのことであった。(ドブネズミは見たことがあるが)
予想以上に愛らしく感動した。 ただし臭いはかなりきつかった。ワナの中で排泄をしていたこともあるだろうが、いかにも野生動物の臭いという感じだった。
こちらは♀。
体重、雌雄確認を行い、個体識別のために毛の一部を刈った後、元の場所に放した。
大学の授業であるから、捕獲して調べておしまい、というわけではない。レポートが待っている。
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2012年5月23日水曜日
2012年5月7日月曜日
アズマネザサの花 農工大にて
4月28日
数日前に学内でアズマネザサが開花しているのを見つけた。開花しているのはテニスコート周辺の一部。他のところでは開花は見られなかった。
イネ科らしい、何とも地味な花である。
アズマネザサ(Pleoblastus chino)は、関東地方で最も普通に見られるササで、いたるところでその姿を見ることができる。しかし、花を咲かせることはかなり珍しいようだ。僕自身、始めてみたように思う。(といっても僕は生まれてからまだ20年であるが・・)
竹の花は珍しいことで有名である。開花周期はモウソウチクでは67年、マダケでは120年など。そして開花・結実後は枯死してしまうという。同一の遺伝を持つ場合は開花時期がほぼ一緒になるので、地下茎が伸びることで広がった竹林は、一斉に開花・結実し、枯死してしまうということになる。
では、アズマネザサはどうなのだろうか。
学内において開花は一部でしか見られなかった。これは、学内に複数の株(別々の種子から発芽した遺伝的に異なる株)が生えていたからなのか、それとも、そもそも竹のように一斉に開花するということがないのか。
僕が見た感じでは、花が咲いている隣で葉っぱの新芽が多数出始めていて、枯死する雰囲気はあまりなかった。 だから、竹のように一斉に開花するのではなく、バラバラと開花する、もしくは開花しても枯死しない、ということではないかと思う。
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数日前に学内でアズマネザサが開花しているのを見つけた。開花しているのはテニスコート周辺の一部。他のところでは開花は見られなかった。
イネ科らしい、何とも地味な花である。
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竹の花は珍しいことで有名である。開花周期はモウソウチクでは67年、マダケでは120年など。そして開花・結実後は枯死してしまうという。同一の遺伝を持つ場合は開花時期がほぼ一緒になるので、地下茎が伸びることで広がった竹林は、一斉に開花・結実し、枯死してしまうということになる。
では、アズマネザサはどうなのだろうか。
学内において開花は一部でしか見られなかった。これは、学内に複数の株(別々の種子から発芽した遺伝的に異なる株)が生えていたからなのか、それとも、そもそも竹のように一斉に開花するということがないのか。
僕が見た感じでは、花が咲いている隣で葉っぱの新芽が多数出始めていて、枯死する雰囲気はあまりなかった。 だから、竹のように一斉に開花するのではなく、バラバラと開花する、もしくは開花しても枯死しない、ということではないかと思う。
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