5月下旬は植物調査が多く、多くの昆虫などにも出会えた。
5月22日
クリメコブズイフシ
クリCastanea crenata にできた虫こぶ。外来種のクリタマバチDryocosmus kuriphilus によるもの。国内では1941年にここ岡山で最初に見つかったらしい。
ハチ自体の名前が圧倒的に有名で、虫こぶとしての名称は知名度が高くない気がする。(真庭市にて)
カシノナガキクイムシPlatypus quercivorus のトラップ
同日、同所にて。カシノナガキクイムシによるナラ枯れは被害が大きくなっている。
根元には木くず(フラス)がたまっていた。キクイムシが出したものかもしれない。
ザトウムシの一種
同日、同所にて。
ヒラタアオコガネAnomala octiescostata ?
同日、同所にて。個体数はとても多かった。
5月26日
アオハムシダマシの仲間 Arthromacra sp.
一見ハムシに見えるがゴミムシダマシの仲間。(奈義町にて)
アオハムシダマシの仲間 Arthromacra sp.
赤銅色の個体と同じ場所にいた。同種の色違い?
ケヤキハフクロフシ?
名前のとおりケヤキZelkova serrata につく虫こぶ。ケヤキヒトスジワタムシParacolopha morrisoni によるものらしい。(奈義町にて)
クロタキカズラHosiea japonica の雌花と
アリの一種
盛んに花を訪れ、蜜をなめているようだった。花の形状や大きさはアリにフィットしているので、アリが送粉者の一つなのかもしれない。(鏡野町にて)
セスジツユムシDucetia japonica?の幼虫
ツユムシの仲間(もしくはクダマキモドキ)だと思うが、種名には自信なし。(鏡野町にて)
5月27日
コメガヤMelica nutans と
クモの一種の円網(種類不明)
5月30日
アオカミキリモドキXanthochroa waterhousei
ナナミノキIlex chinensis の樹上にいた。(倉敷市にて)
テングチョウLibythea celtis
コシダDicranopteris linearis の上にいた。(倉敷市にて)
マツノマダラカミキリMonochamus alternatus
アカマツPinue densiflora の幼木にいた。(倉敷市にて)