久しぶりに、府中市の浅間山(せんげんやま)公園を訪れた。
ノガリヤス
Calamagrostis brachytricha (イネ科Poaceae)
雑木林でよく見かけるイネ科草本。
イヌアワ
Setaria chondrachne(イネ科 Poaceae)
見た目からはあまり想像が付かないが、エノコログサ(ネコジャラシ)と同属。
やや分布が局所的な種だと思うが、浅間山では多い。
ヒヨドリバナ
Eupatorium makinoi(キク科 Asteraceae)
関西のものと比較するとやや間延びしているように感じた。ヒヨドリバナは種内に複数の異なる倍数体(2倍体とか4倍体とか)を含んでおり、これが形態の違いに影響している、というのをどこかで目にした気がするが、確認中。
シラヤマギク
Aster scaber(キク科 Asteraceae)
関東の雑木林の常連。山地のススキ草原にもよく出現する。
キンミズヒキ
Agrimonia pilosa(バラ科 Rosaceae)
林内の道ばたによく生える。果実上部には先端がカギ状に曲がったトゲが付き、これで動物にくっついて運ばれる。いわゆるひっつき虫の一種。
ゴンズイ
Euscaphis japonica(ミツバウツギ科 Staphyleaceae)
赤色の果実と、中から顔をのぞかせる黒光りした種子の対比が美しい。
沖縄にも生育する南方系の落葉樹。実が付いていないと目立たないが、その気になって探すと林内に意外と生えていることに気がついた。
ウド
Aralia cordata(ウコギ科 Araliaceae)
春の味覚としておなじみのウド。
ルリタテハ
Kaniska canace(タテハチョウ科)
近くに寄っても逃げなかった。
他に見かけたおもな植物
ケチヂミザサ、アブラススキ、アキノエノコログサ、ツユクサ、ヤマニガナ、サジガンクビソウ
植物の学名はYList(http://ylist.info/index.html)に、昆虫の学名は日本産昆虫学名和名辞書(http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/dji/index-j.html)に従った。
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