今年4月にホームセンターで購入した南米チリ産の乾燥ミズゴケから、イグサ属と思われる草本が発芽した。
(その時の記事→ チリ産乾燥ミズゴケから草本が発芽した)
発芽から3カ月が経った現在、最も大きい個体で高さ20cmに達している。
成長したとはいえ幼植物に変わりはないため、現時点ではこの植物が何であるかははっきりとは分からない。
もうひとつ、ミズゴケ由来と思われるものが発生した。シダ植物の前葉体と思われるものである。(分かりづらいですが、黄色い円で囲った中のものです。)
この存在に気が付いたのは6月末頃のこと。
少しずつ成長をしているもののあまり動きがなく、本当にシダ植物の前葉体なのかすらはっきりとは分からない。
乾燥ミズゴケには2~3種(あるいはそれ以上)のシダ植物の破片が混入していた。
(→以前の記事 乾燥ミズゴケに見る南米チリの植物たち その② )
そのため出現した前葉体?は、これらのシダ植物のいずれかの胞子が発芽したものの可能性があると考えられる。
一方で、胞子は非常に細かいために風に乗って周囲から飛んでくることも考えられ、実は日本に自生しているシダの前葉体かもしれない。
前葉体からは、しばらくすると胞子体(通常目にするシダの姿)が現れてくるはずで、そうすれば正体が分かるのではないかと思う。
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