9月6日
鎌倉のとあるお寺の境内にて。
トキホコリElatostema densiflorumが生えていた。
トキホコリはイラクサ科の一年生草本で、国のレッドデータで絶滅危惧Ⅱ類、神奈川県で絶滅危惧ⅠB類に指定されている。
僕の通う東京農工大学以外で初めて見ることができた。
トキホコリの「ホコリ」は「茂る」、とか「はびこる」、という意味だそうで、境内の半日陰で群生する姿はいかにもそれにふさわしかった。
目立つ草ではないし、お寺の方が本種の存在を気にしておられるのかは分からないが、今まで通りの管理が続く限り、これからも生き続けてくれるのだろう。
近くで咲いていた
センニンソウclematis terniflora
ネジバナSpiranthes sinensis
この時期に開花しているのは初めてみた。
ネジバナは通常のネジバナSpiranthes sinensis var. amoenaに対して秋咲きのものをアキネジバナS. sinensis var. amoena f. autumnusという品種に分けるそうだ。
これはアキネジバナに相当するのだろうか。
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