4月7日、11日
岡山三大河川の一つである吉井川(和気町内)を訪れた。11日が職場の観察会当日で、7日はその下見だった。
土手にはカンサイタンポポTaraxacum japonicum とキビシロタンポポTaraxacum hideoi (ともにキク科タンポポ属)が生えていた。カンサイタンポポの個体数は圧倒的が多く、外来タンポポも少なかった。
近くにはカナビキソウThesium chinense(ビャクダン科カナビキソウ属)も生えていた。
この場所で見られた主な植物は、アオスゲ、メアオスゲ、スズメノヤリ、フシゲチガヤ、シバ、ヤハズエンドウ、カスマグサ、スズメノエンドウ、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、スイバ、スミレ、ヘラオオバコ、オオイヌノフグリ、オオキンケイギク、ヨモギ、ノヂシャなど。
ノニガナIxeris polycephala
(キク科ノニガナ属)
(キク科ノニガナ属)
湿地生の植物だと思うが、ここでは道路のすき間にばかり生えていて、河原ではほとんど見かけなかった。
(セリ科ハナウド属)
岡山では「うどな」と呼び、山菜にするとのこと。
これはヤナギタデPersicaria hydropiper(タデ科イヌタデ属)。
ミゾコウジュSalvia plebeia
(シソ科アキギリ属)
他に見られた主な植物はヤマアゼスゲ、ヨシ、ツルヨシ、クサヨシ、ヤナギ属の一種、ナヨクサフジ、オヘビイチゴ、トキワハゼ、ツボスミレ、メリケンムグラ、メハジキ、マツバウンラン、カラシナなど。
対岸には河原はほとんどなく、川岸まで落葉樹林が成立している。美しい新緑はエノキCeltis sinensis(アサ科エノキ属)で、展葉していない高木は恐らくケヤキZelkova serrata(ニレ科ケヤキ属)。
ニホンアマガエル。
水中や水際ではヒラタドロムシの仲間の幼虫、トビケラやカワゲラ、カゲロウの幼虫や成虫を観察できた。
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