4月18日
とある流紋岩の山を訪れた。岡山県では県内に広く流紋岩(多くは火砕流堆積物が凝結した溶結凝灰岩)が分布し、沿海地でははげ山になっている場所も多い。
この日の訪問地でも、低木林や草本がまばらに生える裸地が広く分布していた。花期をむかえたヤマツツジRhododendron kaempferi var. kaempferi やコバノミツバツツジRhododendron reticulatum などが目立っていた。
(イネ科ウンヌケ属)
ヒメハギPolygala japonica
流紋岩のはげ山には花崗岩地に生育しない(少ない)植物が生えており、ウンヌケモドキもその一つ。ススキに似た穂はさわるとポキポキと折れる。
お隣の兵庫県では、似たような環境に同属ウンヌケE. speciosa も生えているが、岡山では見つかっていない。
(ヒメハギ科ヒメハギ属)
流紋岩はち密で水がしみ込みにくい上に、(恐らく)風化で形成される粘土が不透水層になるため、湿地が形成されやすい。
ゴウソCarex maximowiczii
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