ブロッケン山山麓の平坦地や緩傾斜地の所々には湿原(Bog)が広がっている。湿原の成立にはブロッケン山の豊富な降水が関わっているとのこと。
ミズゴケの仲間やツツジ科の小低木、カヤツリグサ科草本などで構成される。
ミネハリイTrichophorum cespitosum (Cyperaceae カヤツリグサ科)
大きな株を作って生えていた。
ヒメツルコケモモVaccinium oxycoccos (Ericaceae ツツジ科)、モウセンゴケDrosera rotundifolia (Droseraceae モウセンゴケ科)、ミズゴケ属の2、3種Sphagnum spp. (Sphagnaceae ミズゴケ科)
観察地には数種のミズゴケが生えていて日本との共通種もあるらしいが、種判別は難しかった。
ヒメシャクナゲAndromeda polifolia (Ericaceae ツツジ科)
クロマメノキVaccinium uliginosum (Ericaceae ツツジ科)
ワタスゲEriophorum vaginatum (Cyperaceae カヤツリグサ科)
タカネハリスゲCarex pauciflora (Cyperaceae カヤツリグサ科)
ワタスゲとタカネハリスゲは(観察地で?)希少種とのこと。
キタノカワズスゲ?Carex echinata ? (Cyperaceae カヤツリグサ科)
種同定は不安あり。カワズスゲの仲間には違いないと思う。
Calluna vulgaris (Ericaceae ツツジ科)
ヨーロッパのヒース(灌木林)や湿原の主要構成種の一つ。
上にあげた植物たちは全て日本との共通種or共通属。カルーナは日本に生えておらず、日欧の湿原景観の違いに寄与しているといえそうだ。
Betula pubescens (Betulaceae カバノキ科)
湿原に進出していた。
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