ストロンボリの噴火 |
シチリア州のエオリア諸島(リパリ諸島とも)を訪れた。
エオリア諸島はシチリア島の北東部に浮かぶ島嶼群で、東西約80 km、南北約50 kmの範囲に広がる。
リパリ島 (Lipari, 37.6 km2)を中心とし、 ブルカノ島 Vulcano, 21 km2)、サリーナ島 (Salina, 27 km2)、ストロンボリ島 (Stromboli, 12.6 km2)、フィリクーディ島 (Filicudi, 9.5 km2)、アリクーディ島 (Aucudi, 5.2 km2)、パナレア島 (Panarea, 3.4 km2)の7つの有人島と、いくつかの無人島で構成される。
僕が訪れたのはリパリ、ブルカノ、サリーナ、ストロンボリの4島。
ミラッツォ港 |
船はシチリアやイタリア中南部の数箇所から出ているが、ミラッツォ(Milazzo)という町からアクセスするのが最も一般的である。
ハイドロフォイル
噴煙を上げるストロンボリ |
リパリ諸島を構成する島々はいずれも火山島。日本で例えるなら伊豆諸島やトカラ列島のような存在である。
ストロンボリ島とブルカノ島は近現代にかけて火山活動を行っており、その噴火タイプはそれぞれ「ストロンボリ式噴火」と「ブルカノ式噴火」の語源になっている。さらに、火山の英語名「volcano」自体がブルカノ島にちなんでいる。
エオリア諸島の火山活動については、静岡大学小山研究室のページ(リンク)や信州大学三宅研究室のページ(リンク)などが参考になります。
土産物屋には硫黄や黒曜石、軽石など、火山活動と関連する様々な鉱物が売られていて、身近に火山活動を感じることができる。
名物としてはマルヴァシアワイン(Malvasia wine)やケーパーなどがあり、シチリアと共通のストリートフード(アランチーニやピザなど)も楽しめた。
リパリ諸島は総じて治安が良いようで、シチリア本土で見られた厳重な戸締まりはほとんどなかった(シチリア島の治安も十分に良い印象だったが)。
エオリア諸島は、日本や他のアジア圏の人たちからの認知度が低いのか、旅行中に出会ったのは日本人の家族1組だけだった。日本からのアクセスは容易とは言えないものの、観光地としてもっと知られてよいと思う。
リパリ
ストロンボリ
ブルカノの港
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