2013年2月17日日曜日

2月14日 浅間山(せんげんやま)散策

コウヤボウキの綿毛
大学からほど近いところにある浅間山を散策してきた。
浅間山(せんげんやま)は、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)の変種とされるムサシノキスゲの自生地として有名である。頂上には浅間神社がある。その大部分がコナラやクヌギを中心とする雑木林であり、高木が葉を落とした林内は明るかった。

ちなみに、浅間山(せんげんやま)という名前の山、また浅間神社は他にも関東各地に存在し、富士信仰と関係があるそうだ。
さすがに花を咲かせている植物は少なかった。
そんな中、あちこちで咲いていたのがスゲ属の一種の花であった。恐らくヒメカンスゲCarex conicaではないかと思うが、カヤツリグサ科スゲ属には種類が多く、正確な種同定は果実などを比較する必要があるということで、現時点では断定できない。

近づいて見ればなかなか面白い姿で個人的には結構好きなのだが、目立つ花弁などをつけることもないため遠目には咲いていることすら気づかれないかもしれない地味な花である。
シュンランCymbidium goeringiiの果実。 既にタネは飛ばし終わった跡だったが、果実はまだ緑を保っていた。植物体と比較して随分と大きく目立っていた。
根元にはいくつものつぼみが見えた。
冬期に活動する昆虫のひとつとしてフユシャクの仲間が挙げられる。メスは翅が退化しているのた、蛾としては風変わりな形態をしている。 
どこかにいないだろうかと立木の幹を注意して見ていたが、残念ながら見つけることはできなかった。それでも、シャクガの仲間を見ることはできた。触角が発達していたことからオスだろう。



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