クズの花が咲いていた。
クズはマメ科の多年生草本である。場合によっては根元が木本化することもあるというからつる性木本とも言える。根にはでんぷんが豊富に含まれ、いわゆる葛粉の原料となる。
クズはつる草の代表選手である。その繁茂の仕方は尋常ではない。空き地や高速道路の路肩をひと夏で一気に覆いつくしてしまう。アメリカでは帰化して猛威をふるっているそうである。日本でいうアレチウリ(特定外来生物と日本の侵略的外来種ワースト100に指定されている)のような存在なのだろう。
そんなクズであるが、花はなかなかに美しいものである。同じマメ科で、園芸植物のルピナス(ノボリフジ)に似ているかもしれない。ススキやハギ、ナデシコなどと共に秋の七草のひとつに数えられているから、昔からその美しさは認められていたのだろう。しかし、旺盛に茂った葉っぱの陰でひっそりと咲いていることが多いから、意外と気づかない人が多いのではないかと思う。
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1 件のコメント:
クズの花初めて知った!ほんと意外にきれい\(^o^)/けど、くずはあまりいいイメージないな。ツル植物で木にも重々しくのたれかかる姿があまり好きになれないー(>_<)……花はあんなにきれいなのにもったいない(><*)ノ~~~~~笑
その点キヅタとかはスマートな気がする!!
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